URLとURIの違い

URLとURIの違いと聞かれてパット答えられない方もいると思います。はい私です。この際きちんと理解しておこうと思い、記録を残しておきます。

まずURLは、ウェブ上の特定のリソース（例: ウェブページ、画像、動画など）の「住所」を示すものです。

https://www.example.com:443/path/to/page?query=example#section

このURLは以下の要素で構成されています：

プロトコル (scheme):
- https: 使用するプロトコル（約束事）を指定します。ウェブブラウザはこのプロトコルを使ってリソースにアクセスします。スキームと呼ばれることもあります。
ホスト (host):
- www.example.com: リソースが置かれているサーバーのドメイン名またはIPアドレスを指定します。
ポート (port):
- 443: 使用するネットワークポートを指定します（省略されることも多いです）。HTTPのデフォルトポートは80、HTTPSのデフォルトポートは443です。
パス (path):
- /path/to/page: サーバー上のリソースの場所を示します。
クエリ (query):
- ?query=example: リソースに渡す追加の情報やパラメータを指定します。クエリパラメータはキーと値のペアで構成されます。

次にURIです。URIは、URLを含むより広範な概念で、ウェブ上のリソースを一意に識別するための標準です。URIは、リソースを「識別」するためのものであり、アクセス方法は含まれないこともあります。

上記のようにURLは、特定の種類のURIです。つまり、すべてのURLはURIですが、すべてのURIがURLというわけではありません。URLは、リソースにアクセスするための具体的な方法（プロトコル、ホスト、ポートなど）を指定します。一方、URIはリソースを一意に識別しますが、アクセス方法を指定する必要はありません。

要するに簡単に言うと、URLはURIの種類の一つということです。